時事その他についての考察

ウクライナとロシアの戦争についての論争は何故嘘くさいのか

日本では大きく分けて双方の妥協による早期妥結と徹底抗戦支持の二つの意見がある。

(良くわからないのだが、徹底抗戦支持の人たちが早期妥結論者に対して敵意を剥き出しにしているのは何故だろう)

双方共に心情的にはウクライナ支持ということと、世界がより良くなることを求めていることでは共通している。

(さらに言ってしまうと、何を言おうと状況に対する影響はほとんど無いことも同じだ)

(目的は同じなのに喧嘩するというのも本当は不思議なことだ)

彼らの話がどこかおかしいのは、双方が言わないことで、実はその主張の本当の動機となっていることがあるからだ。それは何が日本の利益になるのか、ということである。

とにかく戦争は終わらせた方がいい、というのは言うまでもなく、物価高騰や食料不足を危惧しているからだ。

徹底抗戦を支持しているのは、力による領土の拡張が認められることになってしまえば中国がその気になってしまうかもしれないと心配しているからだ。

つまりは、双方共にウクライナがどうなろうと本当はどうでもいいと思っているのだ。

そして、それは人間の性というものだ。恥じることはない。どちらかと言うと、それを無視して話を進めることを恥じたほうがいい。 

彼らの(我々の)議論がどこか薄っぺらく、嘘くさく感じでしまうのはそこに原因がある。

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