・XなどSNSで広まっていた日本人が“俺達私達損してんじゃないの?”という怨念を拾ったから。人は、得をしない、ということには無頓着でいられるが、損をしている、という情報には過敏に反応する。
・憲法創案なるものが滅茶苦茶であると言われている。しかし大多数の人はそんなものわざわざ調べない。ほとんど本人たち(この場合は参政党の神谷氏や他の候補者)の言う事だけを聴いて判断する。当たり前だけど選挙中に自分達が不利になるかもしれないことを言う人はあまりいない。良さげなことを言われてそれを支持している人がいても責められない。
・何故責められないのかと言うと、良さげなことを言いっ放しでその責任なんかはとらなくてもいい、ということが当たり前になったのは既成政党とマスコミ、更には我々のせいだから。安倍氏は二年でインフレ率を2%にすると言った。岸田氏は国民所得を一年で倍にすると言った。やろうとして出来なかったのは仕方ない。しかし何故出来なかったのかの検証すらされていない。政治以外でも、東京オリンピックは元々コンパクトを売りにして開催権を得た。しかし結果として巨額な資金が掛かった(コロナは原因ではない)にも関わらずそれに対して何の批判も行われなかった。
・戦後の異様なまでの過剰リベラル思想に抑え込まれていた、普通の意識を持つ者たちの怨念が放たれた。一つ例を上げると、ナチスドイツの罪と大日本帝国の罪は根本的に違うことがある。ナチスは国家規模で組織的にジェノサイドを行った。日本の戦争犯罪は基本的に現地軍の暴走だ。それにも関わらず、まるでナチスと日本は同じ罪を犯したかのような言説が今だに流布し続けている。
大体こんなものだろうか。話は変わるが私は参政党などはいずれ落ち目になるので放っておけばいいと考える者である。
それから、Xでオウムの時はみんな健全な判断ができたのに、などと言っている人が結構いる。
いや、オウムは候補者が異様な白装束など着たりして誰が見ても触れてはいけないとわかった。
参政党は見た目のいい、清潔感のある候補者を集めた。戦略としては見事なんじゃないのか。
わからないのはその目的。何がしたいのか。(日本を良くしたいなどと本気で考えているわけはない)