・核兵器廃絶の訴えが正しいとするとその理由は核兵器は人間を絶滅できる兵器だということしかない。
悲惨な被害があったからなどというのは理由にならない。原爆で亡くなろうと拳銃で撃たれて亡くなろうとその悲惨さには違いはない。殊更原爆被害の悲惨さを訴えるのは問題をすり替えているに過ぎない。感情に訴えたほうが主張が伝わりやすいという計算でありそれは品のいいことではない。
・戦争そのものに反対するのなら、核兵器以外の通常兵器の廃止も訴えなければ話は通らない。
殺傷を目的に作られている全ての武器の禁止を掲げるべきだろう。
良く引用されるアインシュタインの言葉に、もしも第三次世界大戦が起こったら、第四次世界大戦は棍棒で争われることになるだろう、という意味のものがある。
そんなものに感心している位なら、第三次世界大戦が棍棒で争われる世界を目指すべきだ。
・この手の式典での常套である、子供を利用していることは許し難い。
大衆受け狙いだけの為に子供に生涯残る呪いを埋め込む人たちの罪深さ。そんな人たちが訴える言葉には何の信憑性もない。