時事その他についての考察

安倍晋三という政治家の総括の試み

2022年8月17日現在。自由民主党と旧統一教会との繋がりについてマスコミと野党の追及が続いている。

その状況を招いたのは安倍晋三元首相の暗殺であることは間違いない。

そうして、一般的にはその暗殺に続く容疑者の供述、旧統一教会への恨みを晴らすために関係の深い元首相を狙った、という供述が今に続く真相解明と政治の正常化を求める流れを呼んだ、と思われているのだろう。

しかし、おそらくここには大きな誤解がある。

容疑者の供述よりも、安倍晋三氏の不在そのものがこの現象を招いた、というべきだろう。

簡単にいうと、安倍氏が存命であったなら、その強大らしい力を使って真相解明を妨害する圧力をかけただろうということだ。

だから、仮に暗殺が未遂に終わり安倍氏が復活していれば、容疑者の供述云々に関わらず追及は尻すぼみになったことだろう。

また、逆に言えば、暗殺ではなく、事故などで安倍氏が亡くなっていたとしたらしばらく後に問題の追及が始まったのではないか。なにしろこの問題を追い続けている人は一定数おられるらしいのだから。

旧統一教会との癒着は安倍氏の負の側面である。

巷間言われるモリカケ問題も同じだ。

安倍氏には日本に貢献したことも勿論ある。外交と安全保障では卓抜した手腕を見せたといっていいだろう。

政策における貢献と政治運営における黒い手腕。

これは誰かを思いだしませんか、安倍氏の祖父である、妖怪とも言われた岸信介そのものではありませんか。

おそらく、安倍氏の日本国に対する誠意というべきものは本物だったのだろう。

そうして、自らのその理想に絶対的な自信を持っており、その実現のためには一般的な道義上のことは勿論、法律上咎められる事柄であっても実行に躊躇うことはなかったのだろう。

くり返しになるが、その行動の規範となったのが岸信介であったのだろう。

安倍晋三の正の遺産の継承と負の側面の精算。後継者たちにこれをこなせる人材はいるのだろうか。

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