時事その他についての考察

ロシアの予備役動員への反対が意味するもの

これは勿論明らかであって、この戦争は多くの国民に支持されていないということだ。

更にそれを読み解くならば、これだけ支持されていない戦争を続けることができるプーチンの権力がいかに強大なものかということになる。

しかしながら成果の上がらない戦争をいつまでも続けることはできない。また、もしも危惧されている戦術核を使うことになると国際社会だけでなく、ロシア国内からも大きな非難がでることも予測できる。

それは政権を倒すところまで行き着くかもしれない。

もしかしたら西側諸国の多くの人たちはプーチンが打倒されることを望んでいるのかもしれない。

それは、それが平和裡に行われれば確かに幸いなことなのかもしれない。

しかし、もしもそれによりロシアに大きな混乱が起こるならば、それはロシアにとどまらず国際社会にも多大な影響をもたらすことになる。

(これは今のロシアの場合にはウクライナで留まることが前提の話になるが)あまり大きな声では言えないことだがどんなに強権的で国民に被害を与えている政権であっても、他国にとっては無政府状態よりははるかに望ましいことなのだ。

今のロシアは、その一番望ましくないシナリオに進みつつあるようにも見える。

理解に苦しむことは、国際社会からロシア=プーチンに対する停戦の働きかけがないように見受けられることだ。

ただ、トルコと中国の二ヶ国のみがロシアに意見を言えるように見える。

勿論、大使館を引き上げているわけでもないので、会話のチャネルが全くないわけではない。我々の目に触れないところで細かい交渉が行われていると信じたい。そうして、近くその成果が上がることを期待したいのだが。 

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