ペロシ氏の東アジア歴訪でかなり衝撃的であったのは韓国が比較的冷淡な歓迎振りであったという報道と共に、大統領が休暇を理由に会うことすらしなかったということだ。
勿論、これだけをもって韓国の対外政策を決めつけることはできない。
しかし、厳然として存在する米韓同盟と在韓米軍の存在にもかかわらず、韓国の相当部分は中国に飲み込まれていると考える事はそれほど無理のあることではない。なにしろ中国は、地続きの、ほとんど隣国であるのだからその存在が脅威であるのは当然であろう。
それ以前に東南アジア諸国はほとんど中国に取り込まれている。
詳しくは知らないが、例外があるとしたら歴史的に反中であるベトナムと、海を隔てているといういくらかの安全性を持つフィリピンとインドネシアくらいだろうか。
もしも中国が東南アジアと朝鮮半島はすでに手中にあると考えているならば、次の目標を日本に置いても不思議ではない。
今回、台湾に対する軍事演習の際に日本の排他的経済水域内に、ミサイルを打ち込んだのはその一端なのかもしれない。
中国どいう強大な存在に対抗するためには、日本国内は一体化する必要があるのは当然だ。
その準備に許される時間はさほど残されてはいないのかもしれない。