時事その他についての考察

CO2削減は温暖化対策だという目的を忘れてはいけない、と思って書き出したのですが、ポイントは他にありました。

人間というものは、具体的な目標を立てると、それがそもそも何のためのものだったのかということを忘れてしまう傾向があります。

CO2の削減といつのは言うまでもなく、地球温暖化を阻止するために行われるものです。しかし、昨今の様々な議論、意見などを聞くと、本来の目的は忘れられ、まるでCO2を減らすことが目的と考えられているかのような気がします。場合によっては、CO2を減らすために、例えば「CO2分解装置」などというものが開発され、それを動かすために莫大なエネルギーを使うなどということさえしかねないようにも見えます。

やはり何をするにしても、本来の目的は常に見据えていなければいけないでしょう。

もしも温暖化の阻止を全人類の最優先課題とするならば、CO2云々ではなく、熱を出すもとであるエネルギーの使用を最小限にしなければなはないことになります。

しかしそんなことをしたら社会は滅茶苦茶になってしまうのでそういう政策はとられない、つまり温暖化対策は最優先課題とはされていないのですが、社会に悪い影響を及ぼさない範囲で省エネルギーをすすめることは出来るはずです。

例えば、我々は損得で動きますので、電気代を大きく上げれば電気をなるべく使わないようにします。

ただ、それだけのために電気代を上げるわけにはいきません。それでは、上げた分の電気代を税金にまわしてその分減税する、というのはどうでしょう。勿論、実現は難しいでしょうが、やりようはあるということです。

住宅その他の断熱効果を促進するのも有効かもしれません。

いわいるヒートアイランド現象の改善は以前ほど言われなくなっていますが、アスファルトやコンクリートの材質の改善も含めて引き続きやっていただきたいものです。

内燃機関のエネルギー効率の問題もあります。

と、ここまで書いて正確と思える数字を調べてみました。以前聞いていたエネルギー効率は大体20%から30%で、つまりは残りの70%から80%は不必要な熱として空気中に放出されてしまっている、というものでした。

ところがあらためて検索したところ、例えば一般的な火力発電所のエネルギー変換効率は33~43%ほどですが、最新型ではそれは55%にまで上がっているらしいのです。

つまり、しかるべき人たちは解決すべき問題をきちんと捉えているということです。

では、何も問題はないのか。そうではないでしょう。 課題に取り組んで、ある程度の成果もあげていることが一般には知られていません。これは別の言い方をすると知らせようとしていないということです。

誰が知らせようとしていないのかというと官公庁というとになります。勿論、私企業が取り組んで開発していることが多いのでしょうが、これは、温暖化という人類全体の問題が絡んでいることです。また、CO2の削減は政府が主導して行っていることなので、その他の温暖化対策に関わることも政府は把握すべきですし実際にしていると思います。そうであれば、これは積極的にかつ、広く公表したほうが我々一般市民の温暖化阻止に対する気持ち、努力も深まるというものでしょう。

どうも政府や官公庁の広報に対する意識と努力が不十分だと思えてなりません。

そもそも広報活動が各官公庁それぞれが行っていることも間違いだと思います。彼らにとってはそれが普通で自然かもしれませんが、私たちから見れば環境庁がやっていることだろうが、消費者庁がやっていることだろうが同じことです。それを別々の場所で知らされてしまっては全てを把握するのは大変です。

そうであれば、政府や全ての官公庁の広報活動を一つにまとめる位のことをしてもいいのではないでしょうか。

それが実現できれば、各官公庁の垣根を取り払うという、現内閣の目標にも寄与すると思いますが。

しかしながら、新型コロナウィルスの流行という、正確な情報の伝達、共有がとても大切な事態が起きても何も変わらないようなので、今後も期待はできませんが。

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