時事その他についての考察

中国の脅威に備えるのはいいのですが偏見は禁物です

今さら言うことではないですが、少なくとも今後しばらくは、中国との付き合い方が重要です。

〈話の流れ上、初めに地政学的な分析をします。その後、本論に入ります〉

将来の可能性としては、中国が失墜するということもあり得ます。しかし、その場合は、その脅威を考える必要がなくなるということです。その場合に困ることは余りありません。ですからこれはその時に考えればいいことです。そういうわけで、中国失墜のシナリオには触れません。

〈その場合は、中国の影響力が低くなった地域に、どうやって日本が入り込むのかといったことが大切になるのでしょう〉

このまま、中国がその存在を高め続けた時は、まず、大陸部はその勢力下に入ると見て良いでしょう。

大陸部とは、ベトナムなど東南アジア圏は勿論、韓国も含みます。

それに対して、島々をその国土にしている国々は中国にとっては、少しやりにくい相手になります。すなわち、フィリピン、インドネシア、台湾、そして、日本です。

地図を見ればすぐわかることですが、今挙げた国々は、中国が太平洋に出ようとするときに、その進路を阻む形で広がっています。中国側から見たら、とても鬱陶しい国々です。

しかも、海を挟んでいるので、圧力もかけにくいのです。

結局のところ、アメリカが今後どうなってしまうのかに依ってしまうのですが、一番ありえそうなのは、大陸は中国の勢力下で、それを取り囲む島々はアメリカが抑える、という関係です。

と、この辺りの読みは大方の人たちもされていると思います。問題は、それに対する日本の戦略ということになります。

具体的な戦略、戦術は専門家に任せます。ここで言いたいことは、彼らが戦略を決めるにあたって心配なことがあることです。

それは、どうも日本人は、こと中国、韓国のことになると、興奮して我を忘れる傾向があることです。

本当に、それまで他のことでは冷静かつ、的確に情勢の分析をしていた人が、こと、中国、韓国が絡むと途端に論理を破綻させて、強引なことを言い出すことが多々あります。

本当は、わけのわからない偏見に満ちた国民感情から正さないといけないのですが、それはしばらくは出来そうにありません。

しかし、せめて政治家、官僚さんなど、国家を運営される方々は、その呪縛から離れて、冷静にことを運んで欲しいのです。

偏見、先入観に基づいた判断が良い結果を生まないことは当たり前のことですから。

《しかし、日本人の中韓に対する悪い感情は、その原因を考える必要があります。これは、近代の歪んだ関係のせいだけではなく、もう少し深いところからきている気がします》

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