時事その他についての考察

中国政府が恐れていること

香港に対する統制が不自然に性急かつ、厳しくなっています。

そんなことをすれば香港の繁栄は傷つけられてしまい、それは中国本土にとっても損になることが一つ。

香港の自治が守られていれば台湾の国民、政府に対する大きなアピールになり、統一にむけての力になることが一つ。

このように、今回の政策はまったくの愚策とも思えるのに、強行しているのは何故か。

強面の下には大抵の場合、恐れの感情が隠されています。何も恐れない、余裕のあるものは、他者を威嚇する必要はないのです。

北京政府が恐れ、避けたいことは、香港の繁栄を目の当たりにしている中国本土の国民が、中国全体の香港化、すなわち民主化を要求しはじめることでしょう。それは国家の存立基盤そのものを否定することになり、ひいては中華人民共和国の崩壊につながりかねないことなので、受け入れることのできないことです。

共産主義、という、国の基盤をとっくに壊れてしまっているものにしてしまっており、ことを壊れているとは認められないので、その言動は奇矯なものになってしまいます。

それがいかに難しいことであっても、毛沢東の唯一の功績は国を再統一したことだけだ、ということを認めて、共産主義を否定しない限り中国に未来はないと思うのですが、実際に将来がどうなるのかはわかりません。

香港に話を戻しますと、返還されたときから、一国二制度などというものを守り続ける気などはなかっただろうことは多くの人が感じていたことだと思います。返還当時は国力からもそれを受け入れざるを得ず、また、香港の富は大変に重要でした。

その当時に比べれば、国の経済力が比べものにならないくらい上がっているので、香港経済の相対的な重要度は下がり、その繁栄が傷つけられることと、国家全体の統制を守ることの重要度を考えて、統制の重要性を選んだのでしょう。

しかし、人に魅力を感じさせない国家は不安定ですので、中国の未来は常に危険だと思います。

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