独裁者の感情のままに刑罰が決まってしまうことに賛成する人は、ほとんどおられないでしょう。
そういったことを防ぐために、法律は整備されてきました。
民主主義というのは、国民に主権がある、ということになっています。
つまりは、かつての独裁者の位置に国民がいるのです。
国民感情というのは、独裁者の気まぐれと同じものです。
国民感情に配慮する、というのは、独裁者の気分、機嫌に配慮する、ということと同じです。
政治家でも、司法に携わる人でも同じですが、国民感情に配慮、などと情けないことをいわないで、自らの信じるところを国民を訴えかけて、その感情を動かして欲しいものです。