最前線で苦闘しておられる医療関係の方々に対する感謝、応援などの声が方々からあがっています。それは素晴らしいことだと思いますし、必ずや、彼の方々の力になっているだろうと思います。
一方で、同じく、戦って居られる国家及び地方公務員の方々の献身はほとんど無視されています。
医療関係者の方々は正に命をかけて仕事をして居られるのに対し、役人の方々にはその危険は余りないこともあります。どちらかというと目に付きにくい仕事なので私たちの意識に上りにくいということもあるでしょう。
しかしやはり一番の理由は私たちがお役人というものを基本的に嫌っているということにありそうです。わたしだって、他人を管理する仕事に就こうという心持ちは自分にはあまりないものだなぁとは思います。
でも、誰かに働いてもらおうと思うのならば、その人たちのやられていることを正当に評価して、讃えることも必要です。悪口ばかり言っていてそれで仕事は人並み以上にやってくれ、というのはいかにも図々しいことです。
厚生労働省を初めとした担当されている方々、私たち一般市民と直接向き合っておられる地方公務員の方々、お疲れ様です。有難うございます。
ところで、いわいる公僕と呼ばれる人たちに対する私たちの傲慢な態度はどこからくるのでしょう。
政治家を筆頭に官僚、警察その他に対しては、いくら悪口を言っても構わないかのような風潮があります。
これはひとえに彼らに突っかかっても反撃される心配がないからでしょう。なんという卑怯かつ卑劣な心構えでしょう。
その手の人たちは割合に“弱者の味方です”といったような態度をとることが多々ある気がします。いっていることは正しいとは思うのですが、なんとなくムズムズする感じがいつもあるのです。今一つ、信用できないのではないか、というような。その理由がわかった気がします。簡単にいうと、自分の言葉に責任を持つ心算がないのでしょう。自分が誰かを攻撃していても少し経ったらそれを覚えてすらいないのでしょう。
それで自分は正しいのだと、正義の味方なのだと、まあ、本気でおもってらっしゃるのでしょうから、ほんの少しですが、羨ましい気すらします。