これは「必要以上に食べ過ぎないから」に尽きる。
健康診断での数字が悪かったので独自に食事を改善することにした。
その時に思い出したのが昔テレビでインタビューされた人が言っていた「健康にはカタカナの食べ物をひらがなに変えればいい」という言葉だった。
例えばパンをご飯に変える、鯵フライを鯵の塩焼きに変えるなど、まぁ良く言われる洋食を和食に変えるということだけれど、「食事を和食中心にする」というよりも「カタカナのものをひらがなに変える」と考えた方が面白いしやりやすいと思う。
料理法の選択肢は大幅に減るしスーパーなどで買う出来合いの惣菜は揚げ物ばっかりなので買えるものもかなり減るけれどもそれでも美味しいものは沢山あるので今の所それ程苦ではない(と言ってもこれを初めてまだ一ヶ月位だけど)
これを初めてから一つ気付いたことがある。
それは、和食中心の食事ではお腹は一杯になっているのに食べたい欲がなくならないのでまだ食べてしまうということがないことだ。
例えば揚げ物、それにお菓子やスナック類に顕著なことだがお腹は一杯、つまりは満腹中枢は充分だといっているのに別の欲望が満たされずに食べ続けるということがあるだろう。
あれが無くなる。すなわち必要以上に食べ過ぎることがなくなる。
内蔵系統の病気の多くは飽食にあるだろうから、これは健康にはいい事だろう。
ところがそれでも食べ過ぎてしまうことがある。
それはお酒を呑んだ時だ。
酒といっても350ccの缶チューハイを2本程度だ。
それでもいつもよりかなり余計に食べてしまう。
酒というものは何かの快楽神経を刺激してなおかつどっかの神経を麻痺させるものだろう。
それが正常に働いている神経が食べ物はもう充分だといっているのにその信号を潰すか他の欲望を増大させて本来はいらないものを食べるように仕向けるのだろう(勿論、これは人による。酒をのむ時にはつまみを食べないという人もいる)
揚げ物、お菓子、スナック類と酒の作用が似ているということは揚げ物などにも酒がしているような神経を増大させたり麻痺させるような物質が含まれているのかもしれない。
これはメーカー側からすると、そういう成分を入れて消費量を増やさせようとする動機になる。(ところでやめられない止まらないというのは今や宣伝文句にはならない、内緒でそうさせなければならないことだ)
テレビのグルメ番組でお客さんが「これはついつい食べ過ぎちゃうんだよ」などということがある。たまにならいいだろうが、そういうものはなるべく避けたほうがいい。