11月27日になっても斎藤兵庫県知事に関する報道が続いている。
個人的には斎藤氏のことは信用してはいないが、公職選挙法という法律は怪しい法だと思っている。
怪しいというのは、わざとその正不正を曖昧にして、排除すべき存在が生まれた時、法を恣意的に解釈してその者を潰すために使われているのではないのか、という意味である。
私は斎藤氏を巡る報道はほとんど見てはいないのだが、事実関係ははっきりしていそうなさそうなのにも関わらず結論らしきものが中々でないのもそれを間接的に証明しているようにも思われる。
つまり、解釈次第でどうにでもなるということだ。
何年か前には団扇を配った、というだけで議員辞職に追い込まれた方もいた。滅茶苦茶である。そうして、滅茶苦茶であるのにも関わらずそれを滅茶苦茶だと言う人は全くいなかった(私の見た範囲に限られるが)
※そこまで言うのなら、あんたは少なくても公職選挙法を通して読んだことくらいはあるのだろうな?と聞かれそうだ。読んでないけど。
税法も同じだ。青色申告会という組織をご存知だろうか?これは個人事業主など、青色申告をする人に対して(安価に)その作成を手助けする組織である。
そこに少しの期間だけ登録したことがある。私の申告などは借入もない、売上も支払いも、それをどういう項目で処理すればいいのかなど迷いようがない申告であったのに担当する人によってその処理方法などがまちまちであった(具体的なことは覚えていないのだが)
たまに所得税法違反ということである事業者が追徴課税を請求された、というニュースが流れることがある。そうして、その事業主がそれは税法の解釈の違いであり、追徴課税は既に支払った、などと言うことがある。
昔は、そんなものは言い訳で脱税が失敗しただけだろうと思いこんでいた。
しかし青色申告会での経験をしてから彼らは必ずしも嘘を言っていたわけではないのだな、ということを学んだ。