時事その他についての考察

日本政治を浄化する方法は実はあるのだが、実現は難しい

これは簡単で、自民党を2つに分ければいい。

現在の政治の問題の多くは自民党の一党支配が続いていることにある。適切な対抗相手がいないのだ。

それが問題であるならば解決方法は簡単で、自民党を分ければいい。

また、これは歴史的経緯からも妥当なことだ。

そもそも自民党は、革新政党の躍進に対抗するために、当時自由党と民主党の保守政党が合併したことで生まれた。もともと無理がある政党なのだ。

派閥などというものが公然と存在することも、当然それが原因なのだろう。大きくいって、元の自由党系列の派閥と民主党系列の派閥があるということなのだろう。

現在、革新政党は一掃された。そうであれば、本来、中道右派と中道左派の二大政党があるはずなのだ。

もしも政党というものが国家としての序列でもっと低い位置にあるものであれば、つまり、権力が今ほど強くなければ自民党というものはとっくにより上位の権力によって二分されていただろう。

しかし、与党である政党を律する組織は存在しない。

従って自民党を分けることは難しい。(実際、過去幾人かの有力政治家が自民党の対抗政党をつくること、言い換えれば、その分裂を画策したことがあった。そうして、その全ては失敗した)

そうなると、当然の帰結として、政治の浄化、ひいてはその質の向上も難しい。