時事その他についての考察

政治が行き詰まっているように見えること 

これは日本だけの問題ではないようだ。

典型的なのはアメリカということになろう。トランプという、いかれているとしか思えない人がいまだに影響力を持っていること、現職の大統領があまりに高齢であること、それにもかかわらず、共和党も民主党も代わりの人材がいないらしいこと。

これはそれだけ政治を仕事とすることが魅力的ではないということなのだろう。(そもそも政治は仕事にならない、仕事としてはいけないものという考えもあろう。それは社会的に成功をして、人望のある者が名誉職として取り組むべきものなのかもしれない)

平均的な現代日本人として、残念ながら他の国々の事情は、せいぜい韓国と中国くらいしか知らないが、多くの国でも同じようなものだろう。

偉大といわれるような指導者というものは、大体戦争の時代か、それ以外でも国家的危機を救った人たちであって、平和で繁栄した時代には大きなことを成し遂げるような指導者は生まれにくいのだろう。

そもそも何をしたら正解なのかがわからないのだから。 

その中でも、成果を求めて、または信念にのっとって何かを精力的に推し進めると、分断が起こることになる。

当たり前だ、何かをとって、誰かにとっていいことは、他の何かや誰かにとっては悪いことなのだから。

だからといって、無為無策、現状維持でいいかというとそれでは混乱しつつも何とか成果をあげている他国に負けてしまう。 

余程、画期的なアイデアでもない限り他国の動向を注意深く観察して、先進的なことでは遅れをとらないようにしつつ、自国が優位にあることは守るということ以外、やれることはないのではないか。(ただ、そういう守りの姿勢は自国民やライバルの政治家たちから支持されにくいのでやるのは難しい)