例えば恋愛。本当に好きな相手には思うような行動がとれない。結果としてなかなか思うろうにはいかない。
しかし欲望はあっても思い入れのない相手を、ただ利用することだけを考えて、相手の望むだろうことだけをすればそこそこ上手くいくだろう。
どっちが幸せかは知らない。
商売においても、自分が思う“いい商品”を追求してもなかなか上手くいかないのではないか。
顧客の思う“いい商品”でなければならないのは当然だが、提供する側と提供される側の“いい商品”が一致することは結構少ないのではないのか。
おそらく、成功するコツがあるとすれば、それは自分を捨てることなのだろう。
我を捨てきって、相手の要望に沿うことだけに集中する。それが要点のような気がする。