時事その他についての考察

ウクライナ情勢は予断を許さないと言われている

《以後述べることは、専門家は勿論、いくらかでも歴史や地政学関連の本を読んだことのある人ならば知っていることだろう。しかし、自分へのメモ書きの意味もあり、これを記しておくことにする》

ロシアがウクライナに侵攻するのではないか、と言われてから久しい。

私を含めて、これはほとんどの日本人には実感がなく、皆、まさかそんなことはないだろう、と思っていることだろう。

しかし、戦争というものは必ずしも合理的な理由から起こることではない。

おそらく、第一次世界大戦が起こった時にも、日本人は勿論、当事者であるヨーロッパ諸国の人々でさえ、現在、我々が感じているのと同じようなことを感じていただろう。

その時と今との違いはただ一つしかない。それは現代で大国同士の全面戦争が起きてしまったら、その被害は大変なことになる、ということを全員が知っていることである。

第一次大戦当時は、(この戦争は夏に始まっているのだが)両陣営ともに戦争は二、三ヶ月で終わるだろう、と思っていたと言われている。

出征する兵士たちは残された家族や恋人たちに「クリスマスまでには帰ってくる」と言い残して出発していった。

ところが、実際にはこの戦争は四年の長きに渡り続き、当事者諸国にそれまでの戦争とは比べられない甚大な被害、損害を与えることになってしまった。

現代を生きている我々は、戦争が起きたときの被害、損害を知っているので戦争を起こさないに過ぎない。第二次世界大戦以降、大国同士の全面戦争が起きていないのはそのために他ならない。

(第二次大戦は、狂信的な独裁者が確信犯的に起こしたものであるので、比較的常識的な指導者に率いられている時とは事情が違う)

しかし、だからといってロシアがウクライナに侵攻しない保証にはならない。

人類という種は、その発生から戦争をし続けている動物であろう。

被害が甚大になる、という理由だけで未来永劫戦争を起こさなくなるとは思えない。

我々の意識や制度が今のままである限り、いつかはそれは起こる。

それが今ではない、とは誰にも言えないことであるのだ。

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