時事その他についての考察

誰が新首相になってもまた一年しか持たないのではないか。改善するには大統領制を採用するのが手っ取り早いのかもしれない

自民党総裁選に立候補したのは四人。しかしその内の誰が首相になっても政権は短期になってしまうのではないのか、と思わざるを得ない。

改めて申し上げるが、小泉純一郎以降、第二次安倍政権まで、すなわち2006年から2011年まで首相の在位がわずか一年という期間が続いていた。そうして安倍政権を継いだ菅内閣もほとんど一年で退陣することになってしまった。

もともと戦後の日本の首相は先進各国に比べてその地位が安定していない特徴がある。

勿論、議院内閣制をとっている以上、大統領制の国よりも権力は安定しないのは当然のことだ。

しかしそれにしても日本の現状はひどい。主要国で似た状況になっているのはイタリアくらいではないか。

同じく議院内閣制を採用していてもイギリス、ドイツは首相、閣僚とも任期は安定している。

(申し訳ないが主要国といっても私にいくらかでもわかるのは米営仏露独伊中韓くらいのものです)

どうしてそうなるのかは知らない。しかし結果としてそうなっている。また、今の制度のままでこれを正すのは難しいのではないか。

現在、次期首相になる可能性のある四人もどうであろうか。彼らが首相に就任したとしてどうなるであろうか。

岸田氏は指導力に欠ける印象がある。当たり障りのない政策しか出来ず、その結果現状を変えられずに批判を受けて早期に退陣することになるのではないか。

河野氏は発言が強すぎる。内容ではなく、受ける印象の話である。各種ハラスメントに厳しい時代にこれは致命的にも見える。政治の内容ではなく、不用意な発言で地位を奪われた人たちと同じことになるのではないか。

高市氏はタカ派の看板を掲げすぎている。以前に比べて発言の印象が柔らかくなっているのは流石だが内容まで柔らかくなったわけではない。強硬派の欠点は譲歩がしずらいことである。たとえそれが現実的で妥当な譲歩であっても弱腰と批判されてしまう。強さを売りにしている人が弱く見られるようになったら終わりである。

野田氏については権力基盤が弱すぎることに尽きる。その意味では現内閣と同じである。常に後ろ楯に配慮しなければならないようならまともな政策はしにくいだろう。やれることが限られるならばやはり現状を変える力は弱いだろう。原因は違うが結果は岸田氏と同じことになるのではないか。

社会にとって何よりも大切なことは秩序が保たれていることである。

現在の民主主義国家から見てアフガニスタンのタリバン政権がいかに非人道的に見えたとしても、内戦は勿論、騒乱もなく治められているのであればそれは評価されるべきである。

ミャンマーや香港における中国の対応が非難されるべきなのは、何よりも騒乱、混乱を惹き起こしてしまっているからである。

社会をまとめるために必要な条件の一つが指導層が安定することである。日本の場合であれば首相の在位が安定することが大きな要因になる。

議院内閣制が悪いわけではないが、その機能が不全であり、回復させる力も無く、その方法もわからないのであれば大統領制の導入も考えなければならないのかもしれない。

《そこまでしないで現状を変えるには、長期政権を実現させることが出来た小泉、安倍政権を分析して改善策を探るべきなのであろう。大きな改革をせずに改善ができるのであればその方がいいに決まっている》

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