時事その他についての考察

一年かけて何を学んだのだろう

緊急事態宣言の発令が間近に迫っています。

それに伴って、各種業界で対応が発表、または検討されていることが公表されています。

勿論、それらには妥当と思われること、議論の余地はあっても決定に根拠のあるものもあります。

しかし、そうではない、やらなくていいことをしようとしていたり、さらに言えば逆効果になるだろうことをしようとしているものもあります。

今、(1/6日 17時)ニュースで観たところなのですが、バス会社のなかに運行本数を減らすところがあるらしいです。しかも、通勤通学の時間の本数を主に減らすらしいのです。

コロナ対策としては、密集具合はなるべく低くした方がいいはずです。バスの本数が減れば一台あたりの乗客は増えるに決まっています。わざわざ密度を増やしてどうするのでしょう?運行本数はできれば増やして貰いたいくらいなのに。バス会社の人がインタビューに答えて曰く“苦渋の決断”だそうです。

生活に必要で、総利用数が変わらないと考えられる業態では、時間帯ごとの来客数をバラけさせるためにも、なるべくなら営業時間は伸ばしてもらったほうがいいはずです。しかし、色々都合もあるでしょうから平常通りというのが妥当なのでしょう。ですからスーパーマーケットが通常の営業形態で商売をするとしているのは正しいことだと思います。同じように総客数が変わらないと思われる業種では、間違っても時間短縮などはしないようにしてもらいたいものです。(予約制にするのならば、また話は違いますが)

映画館が閉館しそうです。しかし今まで映画館でコロナが発生したという話は聞きません。パチンコ店も同じです。 顧客が皆、しゃべらずにしかも一方向を見ている施設では危険は少ないのでしょう。閉館する必要はないはずです。

一方で、学校に対する規制は行われないようです。これは、統計から危険は少ないと判断されたのでしょう。(他の政治的は思惑があった可能性はここでは考えません)

一年の間にとられるべき対策をちゃんと考えていた人たちもおられるのです。当たり前ですが。

上に書いたようなことは、大多数の方々はご承知のことだと思います。それが実際の行動とならないのは決定権を持っている人の中におかしな人がいるか、組織の論理として、実際の効果などよりも世間に対する体面やイメージを保つことに囚われてしまっているからでしょう。

こういう時にこそ、政府の指導が必要なのではありませんか。

《でも無理なのでしょう。本来は、公的機関として知り得た情報から、やるべき対策と私たちがやっているけれどもあまり必要ではない対策などが、とっくに私たちに知らされていなければいけなかったのです。例えば、人通りのまばらな道でマスクをし続ける意味は ほとんど無いはずです。おそらく、勝手に混乱を怖がって(国民は皆、知能がとても低いと思っているのでしょう)または権威を保つために、情報を独占したがっているのでしょうから》

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