時事その他についての考察

本来絶対に教育するべきこと その二

※今回は、余り一般的な内容ではないので、善男善女の方々にはお勧めしません。例えば、ワイドショーを見て、出演者たちに腹が立たないような方々には全く不向きです。ですので、直ぐにここを離れることを強くお勧めします。

以前、学校教育に足りないものとして、お金に関する知識をあげました。

もう一つ、大変に大切でありながら、なおざりにされていることがあります。性、性欲に関することです。

男子の、十代後半から、三十才手前位までの性欲は、もう、大変なものです。(女子のことはわかりませんが)

上手いこと相手を見つけられる人も勿論、多いでしょうが、相当数の男子は、常に抑圧された日々を送ることになります。

これは、動物として、不自然かつ、不健康極まりないことです。教育に携わる人たちが、よくもまあ、知らない顔が出来るものだと思います。あまつさえ、そういう、抑圧された状態を奨励しているのです。

本来、大人というのは、青少年たちに、性とは何か、性欲とは何か、それはどうやって解決するべきなのか、女性とはどう接するべきなのか、相手を尊重するセックスとはどういうものなのか、などなどなど、大変に重要なことを教えるべき存在です。

社会の仕組みを決めるのは、年のいった人たちで、彼らは、既にパートナーを捕まえているか、他の方法を利用しているか、そもそも若い頃の衝動はもう無くなっているのでしょう。だから、彼らを混沌と混乱の暗い欲望のなかに放置するという、そんな残酷なことが出来るのです。

確かに、本来、これは学校教育には馴染まないことです。かつて、共同体が機能していた時には、それらを教え、手ほどきするのは、地域の先輩や友だち、親戚のおじさんなどでした。しかし、今はそういったつながりがほとんど無くなってしまっています。そうであれば、その代わりになるものが必要であり、今のところそれは学校以外にはありません。

その責任を放棄しておいて、AVなどから歪んだ知識を得てしまうのが、性犯罪の大きな原因だ、などと言うのです。

これは、性だけの問題には止まりません。本気で男性優位の社会を変えようと言うのであれば、男性、女性のあるべき関係性について、中学、高校あたりから始めないと手遅れになるということもあるのです。

これがやれそうなのは、今のところフェミニズムの人たちでしょうか。

LGBTQの問題とも絡めれば、うまくやれそうな気もしますが。

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