時事その他についての考察

ビラ配りをしていた高校生が逮捕、勾留された事について

基本的に正邪がはっきりしていることについては触れないようにしているのですが・・。

これは余りにも酷い事件であるということと、それに対する記事や、コメントを入れられた皆さんの反応が少しズレているようなので書かせていただきます。

ことの経緯はしかるべき記事にあたって欲しいのですが、(やり方は様々でしょうが、「私人逮捕 高校生」で検索すると出ます)要点だけ記します。

2020年7月8日(水)、朝8時頃(不正確です)都立高校のプールの授業のあり方に抗議して、自治会を作ることを求める趣旨のビラを、その高校近くの中学校の付近で配っていた都立高校生が、その中学校の副校長に、公務執行妨害の容疑で私人逮捕され、警官に引き渡されました。その後、20日間にわたって勾留された(勾留の理由は、黙秘権を使っているために、証拠隠滅の恐れがある、というもの)なおかつ、その間に自宅も家宅捜索された、というものです。(逮捕されるまでの流れは、当該高校生が動画撮影していて、公開されています。わたしは見ていませんが)

記事を読んだだけではわからない事が多すぎます。取材が追いつかなかったこともあるのでしょうが(何故、他の学校、しかも中学校の近くでビラを配るにいたったか。それまで、自分の学校では何らかの活動をしていたのか。ビラを配ったのはその日が初めてなのか、それまでに中学校側とのやりとりはなかったのか。強引な逮捕から普通では考えにくいスムーズな警官への引き渡し。学校と警察で事前に打ち合わせがあったのか。などなど)当該都立高生が抗議ビラの対象である都立高校の生徒であるかどうかも明言はされていません。(あるいはプライバシー保護のためでしょうか)

もう、すべてが滅茶苦茶でどれから触れて良いのかわからないのですが。

・ビラを配っていただけの少年が逮捕されてしまったこと。

・最も重大なのは、そもそも、罪を犯したかもはっきりとしない、しかも未成年を20日間もの間勾留した、ということ。

・それに触れた記事や、その記事にコメントを書いた人たちのほとんどがその事よりも、私人逮捕をしたという、副校長を非難することに集中していること。(おそらく、動画のインパクトが強いからでしょう。しかし、個人として酷い存在はどこにでもいます。それが、一学校単位に広がっていたとしても、その酷さを糾弾しなければならないことは勿論ですが、常にあることです)

・記事の日付は8月2日です。また、もう一つこの事件に触れたものである、弁護士事務所の公開文書の日付は8月3日です。事件発生からそれまでの間、関係者と近辺の人たち以外は事件そのものを知らなかったことになります。

・わたしは、これを8月4日の朝、多分9時頃Twitterで知りました。しばらく後にもう一度読もう、と思ったのですが、もう、Twitterからは見つかりませんでした。

・わたしの知る限り、いまだ、テレビではこれを取り上げていません。(新聞はどうなのでしょうか。見ていないのでわかりませんが)

マスコミは何故この事件を積極的に取り上げないのでしょう。視聴率が取れないと思っているのか。公権力に配慮しているのか。それとも、圧力があったのか。

いずれにせよ、わが日本国は民主国家には程遠い国であることが露呈した事件ではあります。しかし、これは国家というものの本当の姿というものなのでしょう。ヨーロッパの極一部の国はいくらかはまともでしょうが、それも程度の問題でしょう。

それでは、国家権力の暴走はどうすれば防げるのか。これは私たち一人一人が権力を注視し、事が起こったらその本質を見極めなければいけません。

くり返しになりますが、今度の事件で最も注目されなければいけないのは警察と検察の暴走です。それが見えずに(動画に撮られた)副校長の横暴ぶりにのみ注目している人たちばかりのようでは、日本が民主国家といえるようになるまでには、まだまだ時間がかかるようです。

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