時事その他についての考察

パワー・ポリティクスの時代が近づいています

世界情勢の変化が予測できたからといって、市井のものでしかないものにとっては、それを変えることなどはできないことではありますが、それに対する心構えをし、さらには現実的な備えをすることはできないことではありません。

アメリカがWTO離脱を示唆したり、領空開放条約からの離脱を表明したりという、国際秩序を無いものとする方向へと突き進み続けています。

国際秩序とはいっても、実態はアメリカ独裁に近いものではありましたが、現実にそれが崩れ、国と国とが第一次世界大戦まえのような、今より力関係が露骨にでる世界、常に他国を出し抜こうという意図があらわになるような世界がくるのが段々現実味をおびてきているのをみると、アメリカの一強で、ある程度は好き勝手されていた時代というのも、それに比べれば充分、いい世界であったのだなぁ、と思わずにはいられません。

永遠に同じ秩序が続くことはないからには、秩序と秩序の間には激動の時代があるのは避けられないことですが、願わくば激動の程度が弱く、全面戦争などは起こしてもいたくないものですが、私たちは学ぶことの少ない存在でありますので、これはどうなるかはわかりません。

戦争が起きない未来であるならば、アメリカ、中国、ロシアの対立が中心となる世界になるのだろう、といった予測もできないことはありません。

三竦みの最前線は、台湾と北朝鮮がある東アジアと、石油というお宝があり、政情不安定なため、それぞれの国に食い込む余地がある中近東、さらには残された最後の市場であるアフリカの争奪、といったことが予測できます。

しかし、戦争が起きてしまうとしたら、その後の世界の予測は少し難しいものになります。当たり前ですが、どこが勝つかによってまったく違ってきますので。

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