時事その他についての考察

緊急事態宣言に強制力がないことについて

今回のことで、欧米各国、韓国や中国、台湾に比べて日本は政府の力が弱いことが明らかになっただろうと思います。

為政者というものはより多くの権力を欲しがるものであり、実際に、特に小泉政権以降だと思うのですが、法改正も進めてきた筈ですがそれでもこの程度です。よくもまぁ、“阿部独裁”みたいなことをいっていたなぁ、と思います。一応、新聞ですからね、印象だけで記事を書くのは勘弁してほしいのですが、まあ、仕方のないことなのでしょうか。

何故諸外国に比べて日本政府は権力が弱いのかというと、これは勿論、戦争に大敗して、憲法が極めて民主的なものに変えられたからです。

それは平時にはいいことなのだと思いますが、現在のように危機的な状況では小回りが効かず、機動的な政策運営が出来にくくなってしまいます。これはどっちも取ることは出来ませんので日本政府の対応が鈍く感じるのも仕方のないことです。

どうします?諸外国のように政府に力を持たせたいですか?フランスなんて結構、高圧的な政府を持っていそうですが。その代わりあそこは国民も過激なのでバランスが取れるのかもしれませんが。

政府に機動的な対応を求めるならば、それは相応の権力を与えることになり、一度与えた権力はなかなか取り返せるものではありませんが。決めるのは私たちですが、どうします?

コメントを残す