時事その他についての考察

大泉洋はいじられキャラ

皆さんは大泉洋さんのことをどう思っているでしょうか。非常に人気の高い人で、好感度も高く、役者をやらせてよし、バラエティーをやらせてよし、と評価されているようですが。

しかしどうでしょう、役者での活躍はともかく、彼が出ているバラエティー番組で本当に笑ったことがありますか。わたしはありませんでした。それで、一般の評価は別として、一人で“大泉洋、実はつまらない説”をとなえていたのです。

しかしわたしは間違っていました。大泉洋がつまらないのではなく、周りの大泉洋に対する扱いが間違っていたのです。いや、うろ覚えなのですが、全国区になり始めたころの大泉洋はその風貌通りのいじられキャラだったような気がするのです。ただ、ご本人はおそらく自分がいじられキャラであることはいやなのです。それで、「おれはそんなんじゃあないんだよ、一本でやっていけるものはもっているんだ」とばかりに“芸人よりも面白い役者”みたいな振舞いをするわけです。男前ではない者が男前振りたくなるのはよくあることです。(失礼)

少し前なのですが、ダウンタウンをホスト役として、街場の酒場にゲストを迎えて話をする番組があるのですが、それに大泉洋がゲスト出演していました。そのなかで松本人志が大泉洋をいじり倒していたのが無茶苦茶、面白かったのです。松本さんがまたうれしそうに、つっこみのタイミングを待っている間など、待ちきれないようにニタニタ笑いながら口をもごもごさせているのも笑えました。大泉洋はそれに対して悲痛な反撃をするわけですが、それが大笑いでして。当然、松本人志はそうなることがわかっていて、大泉洋なら笑える反撃ができることを計算した上で、相手の力量に合ったつっこみをしているわけで、その辺は流石です。多分なんですけど、世間に“大泉洋の正しい扱い方”を教えるつもりもあったのではないでしょうか。

最近、映画の宣伝で大泉さんをよくみます。相棒が映画で共演した女傑、小池栄子さんで、この人はもう、つっこんだと思ったら相手を立てて、と思ったら大泉さんを一人置き去りにしてロケを続ける、といういじられキャラの相棒にはうってつけの人なので改めて大泉洋の本領が発揮されたのでした。

そういうわけなので、大泉さんにはその辺りを自覚して、是非、路線を変更して欲しいです。そうしたら“大泉洋、実はつまらない説”をとなえていたことを心から謝りたいと思います。

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