生きていると腹の立つことは多い。なんでこんな奴らと付き合わなくてはいけないのか、と思う。
それでも職場の同僚、部外、上司などなら否応なしに関係を持たされる。
しかし、ただ嫌だイヤダと思っているだけでなく、なぜなら此奴はこんなに嫌な奴なのだろう、何で此奴はこんなに頭が悪いのだろう、などと考えることができると、そうして、その結果相手のことがいくらかでも理解できたとするならば、それで、自分の怒りがいくからでも収まるのであれば、それは意味のあることだ。
私は人間に成長などない、と考えているので、それを成長とは言わないけれど、認識を少しばかりでも深めることはできたとは思う。
そうであれば、そこまで辿り着かせてくれた人は自分にとって大切な人であり、要らない、邪魔な人などはいない、ということになる。