これは以前にも書いたことではある。
ノーベル賞やMVPなど、既に結果が出ていることで、しかも本当は比較が出来ないものに対する賞というものは本来、意味は無い。
どのような研究、業績、成績が素晴らしいのかということは各人が考え、判断すればいい、というよりは、各人が判断するべきことである。そこに他人の考えを反映させる必要は無い。
しかし、この主張が正しいとしても、実際にそれらは存在する。それは我々が社会を運営するにあたって各人の価値観をある程度は統一する必要があるからだろう。
また、特にノーベル賞では一般に知られていない科学的な業績が広く知られるという意味合いはある。
しかし、それらは我々の勝手な都合に過ぎないものであり、くり返しになるが、原則としては比較出来ないものに対する賞というものはあってはならないものなのである。
《但し、これはあくまでも原理原則の話である。各種の賞というものはある意味ではお祭りの意味合いがある。世の中の賑やかしになり、世間が盛り上がるのであればそこに存在意義はあるのだろう》