時事その他についての考察

日本の国富は誰のもの?

※初めにお断りしなければなりませんが、以下の文章は直感を元にしたものであり、然るべきデータや理論の裏付けがあるわけではありません。

ずっと不思議だった。欧米先進国の人たちは適度に働いていい生活が出来ているらしいことが。

それに引き換え(1990年までの)日本人は必死に働いてやっとまずまず豊かと言える生活だったことに。

欧米諸国は植民地時代の遺産が残っているのだろうかとも考えた。

結局、適度に働けばまずまずの暮らしが出来るなどというのは幻想で、所詮資源も植民地も持たない国家、国民は必死に働かなければ欧米並みの生活は出来ないのではないか、とも思った。

私の目は節穴だった。答えは前々から知らされていたのに。

郵政民営化の時に言われた郵貯簡保に蓄えられていた資産。今言われているJA関連の資産。日本の外貨準備金。日本の海外資産。それら全ては本来労働者に支払われるべき賃金だったのではないだろうか。(郵貯簡保やJA関連や資産は預けている個人がいるだろうからこれには当てはまらないかもしれない)

それらが適切に支払われていれば、我々日本の労働者も欧米並みの生活を享受できていたのかもしれない。

政府やマスコミが散々いっていた、日本のお金持ち自慢を一緒になって喜んでいる場合ではなかったのだ。

自分たちの財産を横取りされていたことに怒らなければならなかったのだ。

しかしいずれにしろそういう時代は過ぎ去ってしまった。

とはいえ、今からでも奪われた財産を取り戻さなければならないのかもしれない。

うかうかしているといつの間にかそれらはそっくり無くなってしまうのかもしれないのだから。(年金の運用の失敗で巨額の損失が出たのは記憶にも新しいだろう)