子供が他人を虐める原因はストレスがたまっているからだ。虐め、とは、そのストレスを発散する方策である。この事と、その前提である、子供にも多大なストレスがある、ということに反対する人は少ないだろう。
また、子供がその様な過大なストレスにさらされていることに心を痛めない人もまた少ないだろう。
そうであるならば、子供をその様なストレスから解放することは大人の責務である。
では、子供のそのようなストレスの原因とは何であろうか。
ストレスの主な原因は大人も子供も同じだろう、すなわち人間関係だ。
人間関係に次ぐストレスの原因としては、大人であれば仕事であり、子供では勉強ということになる。
人間関係については、ストレスが溜まっているので人間関係も上手くいかない、という部分があり、堂々巡りになるので、一旦保留する。
そうなると、勉強のストレスをどうするのか、という話になる。
まず、これは私見になってしまうが、大体15歳位まではそんなに勉強する必要はないのではないか。と、いうよりも、過大な勉強は悪いことだと思う。
中学生位までは、楽しいこと沢山したほうがいい。それは、その後の人生での生きる力、努力する力、その結果としての成功する力を与えてくれるだろう。
勉強に関しては、高度な勉強は、高校に入ってから志のある者が一所懸命やればいい。高校の三年間で、彼や彼女がその志に則した上級学校に進むに足りるだけの知識を身につけるのには充分だろう。
※現在のような詰め込み教育を前提とした受験に合格するには不十分かもしれない。だから前提として、上級学校すなわち大学など、各種専門学校の入学試験が、些末な知識で合否を決めるような理不尽なものでなく、より合理的な、素質ややる気のある学生を選抜することのできるものになっていることが必要となる※
当然のことだが、小中学校で全く勉強をしなくてもいいわけではない。
実生活に必要不可欠な知識、及び人類がつちかってきた知識の総体が朧げながらでも感じ取れる知識を知ることは大切だ。
しかし、それよりも例えば、音楽でも楽器演奏、カラオケだってやったっていい。更にスポーツも大切だろう。キッザニアなどという施設は民間だけに任せておくには勿体無い。実社会の体験というのは、何よりの学習だ。アルバイトや家の手伝いなどは積極的にやったほうがいい。
どうも論点がぶれてしまったようだ。
言いたいことは、子供に過度なストレスを与えては行けない、ということであり、それは結果的には当人と社会のためになるだろう、ということだ。