大河ドラマの「光る君へ」をちらちら観ている。
紫式部の話なので、当然、藤原道長が出てくる。ドラマなのでそこで描かれる道長は権勢欲もない、いい奴なのだけれど、当然、現実の彼はそうではない。
権力への執着凄まじく、その絶頂期には、かの、望月がどうの、という、つまりは、おれの人生完璧、という歌を詠む人である。
結局、ヒトの、ヒト全体ではくても、少なくてもオスの最大の欲望というのは権力を握ることにあるのではないか。
そうして、権勢欲が満たされた先にあるのは、言い換えればその本当の目的はメスを意のままにする、ということだろう。
つまりは、サル山のボスザルである。