テレビのコメンテーターという人たちはほとんどの場合ろくでもないことばかり言う。
あの人たちを悪く言っても仕方がないので深くは言わない。
しかしその中でも何人かはその人が話をしているならば聴いてみようか、という人がいる。
私にとってその代表がデーブスペクターと杉村太蔵だ。(それ以外の人たち全員が駄目なわけではない。特に20代の人たちのほとんどは少なくても腹の立つことは言わない)
その2人に共通しているのが、いわいるお笑い枠、という立場だ。
これはどういうことなのだろう。ちゃんとしたことが言える優秀な人だからお笑い枠もこなせる、ということなのだろうか。
それもあるのかもしれない。よく知られていることだが、笑わせる、というのは知的な作業であり、一般的に高度な知性が要求されることだから。
それと、もう一つの可能性があり、それは、彼らが自分が(ある程度まで)遠慮なく言いたいことを言うためにあえてお笑い枠という立場に身を置いている、という可能性だ。
これもよく知られていることだが、笑いという枠組みがあると相当程度芯をくったことを言う事ができるから。
彼らがどう思って自分の立ち位置を決めている、もしくはやらされているのかは知らない。
しかし、いわいるワイドショーにもまともな話をする人もいる、というのは(少しばかりではあるが)安心できることだ。