マイナンバーカードについての批判には二種類ある。
運営上の不備に対するものと、そもそも導入した目的が一部権益者の利益のためにあるとか、国民を管理下におくためなどの理由で受け入れられない、というものだ。
導入目的の是非についてはここでは触れない。
運営上の不備について少し書いておく。
ウーバーイーツというものがある。
日本でも相当に浸透している。
ぼくは顧客として利用したことはないが、現在、店舗として利用申請中である。(どんな店なのかなどは論点から外れるので触れない)
申請して感じるのは、これは結構大変で、しかもウーバーイーツ側にも多くの不備があるということだ。
一例を上げると、問い合わせの電話に対する自動案内が英語なのである。
簡単な英語なのでわかるのだが、何故そんなことになっているのか、それが放置されているのか不明だ。
別の例だと、受注用のタブレットが届いていないのに明後日から営業開始になるとの通知がきた。
他にもあるのだが、要点を言うと、ウーバーイーツは営利企業である。
儲けを目的とする企業は顧客の対応や利便性などに敏感なはずである。
そういう営利企業であっても理解に苦しむようなシステムになっている。
営利ではない、しかも日本全国民を相手にするマイナンバーカードの開設がスムーズにいくはずはない。
今、マイナンバーカードがどのくらい浸透しているのかは知らない。近頃はあまりニュースにもなっていない。
しかし、運営上の不備やトラブルで使われなくなるとしたら、それは我々全体の不利益だ。