大人に注意を喚起するためにではないか。
赤ん坊は勿論弱い存在なので危険が迫ったり、異常があった時には大人が助けなくてはならない。助けるためには赤ん坊が危機にあることを大人がわからなくてはならない。うるさく感じるということはそれだけ気持ちに引っかかっているということだ。つまりは、我々の多くが赤ん坊の泣き声をうるさく感じるのはそう感じるようになっているということだ。
うるさく感じるのは、だから仕方のないことなのだが、このことを意識できれば、すなわち、うるささは当然なのだということが理解できれば、公共の場で赤ん坊の泣き声が響いてもそれほど気にならなくなるのではないだろうか。