そう思っているのは私だけではないと思う。
最近とみに言われる、女性の地位の向上運動に対して、根本的には大賛成というか、当たり前のことだと思うのだが、個別の話を聞くとあまりにもヒステリックになっているのではないかと。
ただ、それはそれとしておく。ここで述べたいのは、昔から嬰児殺しが罪とされることが気の毒と思うとともに、その罪がすべて母親に帰せられてしまうのは間違っていると思うことだ。
《今は主題が曖昧になってしまうので、嬰児殺しが罪となることの是非には言及しない》
その罪は父親にあたる者も共有すべきだと主張したい。当たり前だが、父親にも責任があるからだ。
勿論、その罪の軽重は千差万別になろう。それは母親のそれと同じことだ。場合によっては無実となることも当然、ありえる。
しかし、明らかに無責任な振る舞いをして、その結果、女性が重い罪に問われるにも関わらず、男性側は無関係でいられるなどという理不尽なことが続いてはならない。
《どういう場合が悪質かなどはそれぞれでお考えいただきたい。その辺りのことを考えたり書いたりしたら気が滅入るのでここでは失礼させてもらう》