中国は国を挙げてスポーツの強化をしてきた。
その甲斐があり今やオリンピックでのメダル獲得数ではアメリカをも上回るほどである。
しかもそれは決してマイナーな競技だけでなく、花形と言われる種目においても目立つ活躍をしている。関係者各位もさぞや鼻高々であろう。
おそらく、中国も初めは日本には負けまいとして強化をしてきたであろうが、今や日本などは眼中にないだろう。
そのなかで近年、フェンシングでの日本の活躍が世界レベルでも無視のできないものになっている。これが野球やソフトボールで日本がいくら活躍しても中国は大して気にしないだろう。
しかしフェンシングというのはヨーロッパを象徴するような競技である。
オリンピック種目におけるヨーロッパの心臓部のようなものである。(多分)
そこに日本が切り込んでしまった。
おそらく、中国にもフェンシング協会のようなものはあるのだろう。彼らは今、戦戦恐恐であるはずだ。
いつ、この現状に気がついた権力者から発破をかけられるかわからない。正に降って湧いた災難である。気の毒でならない。