どの程度の不祥事で辞任するべきか?

唐突ですが、この記事の最後にクイズを出します。クイズの問題は、わたくしがこの記事を書いた理由とは何か?です。

先日、選挙民にお香典を渡したことが違反になるとのことで大臣が辞任しました。この元大臣には他にも咎められるべき言動があったという報道もありますが、今回は香典問題に話を絞らせて頂いてます。

相当数の人がうんざりしていると思います。大臣の不祥事に、ではなく、些細ともいえる、少なくとも、政治家としての力量とは無関係のことで辞任させられることが余りにも沢山あることに、です。

ナポレオン時代のフランスにタレーランという政治家がいました。ナポレオンが権力を握るのに力を貸し、次いで、片腕ともいえる存在感になるも、最終的には敵対した人です。

ナポレオン没落のあと、講和会議で活躍して、フランスの領土の損失を革命前のそれに止めることに貢献をしたとも言われています。そのために、パリ社交界きっての美貌と機知を兼ねそなえた女性と、当時最高の料理人を連れていって各国の首脳をもてなしたことが語りぐさになっています。

このタレーランですが、まず、無類の女好きであって、他人の、しかも相当な地位にある人の奥さんだろうがお構い無しに誘惑し(また滅茶苦茶もてたらしいです)お金にも汚い人で普通に賄賂をもらうのなどは当たり前であり、場合によっては敵対している国からも金品を受け取り、自国からの攻撃に手心を加えるなどという言語道断なことをすることもあった、といいます。

現代の民主主義国ではとても存在しえない政治家でしょうが、フランスに多大な貢献をした第一級の政治家であることは間違いありません。彼がもしもスキャンダルのために政治生命の早い段階で失脚していたら、そのあとのフランスはどうなっていたかというのはフランス人にとって考えたくない仮定でしょう。

現代の日本でタレーランを許せとはいいませんが、二万円の香典くらい許したったらどうですか?

さて、冒頭のクイズ、何故わたくしはこの記事を書いたのか?の答えはおわかりでしょうか?

答えは、タレーラン云々のことを知っていることを自慢したかった、です。でもよく見かけませんか?この記事とよく似た文章を。

ついでですが、もしわたくしが大臣の辞任問題を話題にするならば、上に書いたように、ワイドショー文化をただ批判するのではなく、何故それがここまで幅をきかせているかを考えるぐらいのことはします。

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