時事その他についての考察

アフガニスタンで米軍が誤爆してしまったことについて、当たり前のことを述べる

8/29日、アフガニスタンの首都カブールで米軍が民間人を誤爆して10名の方々がお亡くなりになったという。(詳しいことはニュースを確認して下さい)

それに対して先ほど(9/18日 午後12時台のNHKのニュースで)米軍司令官が誤爆を認め、謝罪したとの報道があった。(ニュースで米軍の対応に関して言及されたのは謝罪が行われたことのみ。処分その他には全く触れられなかった。また司令官が画面に向かって謝罪している映像は流れた)

何の罪も無い方々がお亡くなりになられたことには言うべき言葉も見つかりません。ご本人たちは勿論、ご家族、親族、お仲間の方々についても何も言えません。時間はかかるでしょうが、いくらかでも心安らかになられることを願うばかりです。

しかし、すべての人の命は有限です。我々まで感情に囚われるわけにはいきません。(それは嘘でもあります)この出来事にどう対応しなければならないかを考えなければなりません。

冷たい、現実的なことを言うと、問題になってくるのはこういう出来事が反米の宣伝に使われてしまうことです。また、宣伝されるまでもなく、直接的に反米感情に囚われる人たちも出てくるでしょう。

勿論、誤爆などということがなければそんな問題は起きないので、それを防ぐことが何よりも必要なことではあります。

しかし誤爆やそれを類することは今まで何度もあったし、これからもあるでしょう。

そうであるならば、その後にどうするのかが大切なはずです。

当然、今までも被害者やその家族に対する補償はなされているでしょうし、今後もなされるのでしょう。(確証があるわけではありません)

また、責任者に対する処罰もなされているでしょう。(これも確証があるわけではありません)

問題はそれらが大きなニュースにはなっていないことです。誤爆そのものはニュースになり、その事後処理はならない。これでは部外者は補償や処罰が充分になされているのかがわかりません。

米軍はきちんと発表しているのかもしれません。メディアが誤爆後の経過を取り上げないだけなのかもしれません。

そうだとしてもメディアが取り上げざるを得ない情報の出し方があるはずです。

例えば今回の誤爆に関しての記者会見で、充分な補償と厳正な処罰を行う旨を同時に言ったとしたらメディアとしてもそこまでを一括りとした取り上げ方をしたのではないでしょうか。

起きてしまったことは起きてしまったこととして、その事後処理が失礼ながら稚拙かつ不誠実に見えてしまうのです。

これは通常の刑事事件とは違い、全世界に大きな影響のあることです。(まあ、ここでこんなことを書いても全く伝わることはありませんが)米軍及びアメリカ政府には色々なことを考え直してもらいたいのです。

(実は米軍は考えるべきことをを全てやっているのかもしれません。それが伝わっていないのはメディアの責任なのかもしれません。私に確認できたのは上記のNHKニュースとBBCのネットニュースだけなので)

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