時事その他についての考察

森会長の発言の問題点は女性蔑視だけではないのだが

世間的には女性蔑視のみが注目されています。

これから言うことは、多くの人はわかっていると思うのですが、世間的にはあまり言われていないようなので、一応述べておきます。

森さんは何に対して苛立っていたのか。

これは会議などで、自分の思惑通りの発言をしない人たちに苛立っていたと推察します。

森さんにとって、少なくとも、自分が頭を張っている組織では、自分以外の者たちは、自分の思惑通りに動くことは当たり前のことなのでしょう。(ただし、その思惑は必ずしも私利私欲によるものではありません)

まあ、たまに変なことを言う奴がいても、自分が一睨みすれば平伏して当然だと思っていたのでしょう。

それが通用しないことがあった。そのことが信じ難く、また、自分はいつも正しいと思っているでしょうから、愚かしいことだとも思っていたのでしょう。

攻撃対象が女性になったのは、もともと森さんの中にある、女性を軽くみる性向が出てしまった結果であって、また、周りもそれを共有していたのでしょう。簡単に言うと、彼らの多くは、女性が公の場で発言することを普段から片腹痛く思っていたのでしょう。(ただ、その中にはそうは思っていなかった人、また女性だって居られたはずで、その人たちは随分と嫌な思いをされていたことでしょう)

では何故そういう人格が生まれてしまうでしょう。

これは簡単で、そうなりたいが為に厳しい権力闘争を勝ち抜いてきたのです。他人を自分の意のままに動かす力が欲しいが故に頑張ってきたのです。そういう人なのです。仕方がない。

最近は、権力があるのに、それを振りかざさない人があらわれているようですが、そういう人たちは、権力闘争は経験してませんから。それとは無縁なところで努力した結果としてお金や地位や権力を獲得した人は森さんみたいにはなり難いのでしょう。

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