いや、イライラもするだろう。
明らかに変えたほうがいいのに、しかもどう変えたらいいのかもはっきりしているのに全然かわらないのは。
何故組織ではそういうことが起こりがちなのか。
構成員の過半数が変革に賛成すれば変えられるのか、8割くらいが賛成しなければ駄目なのか、それともほとんど全員が賛成しなければ変えることなどできないのか。
その賛成もこころの中でだけ賛成しているだけでは駄目で、ちゃんとはっきり明示しなければ駄目なのか。
結局のところ、そういうふうにできているのだと思う。
そう進化してきたのだと思う。
だって、はっきりそれが正しいと一部の人たちが確信したことでも、それが本当に正しいとは限らないのだから。
勿論、歴史上、先見の明のあるリーダーが大衆を説き伏せ、なんとか変革をなしとげて危機を脱した事例はあるだろう。
しかし、狂ったリーダーに扇動されて国を滅ぼしたり、危うくさせた事例も同じくあるだろう。
「変革は慎重に」これが進化の過程で我々が獲得した生き残る術なのだろう。