NHKに対する批判の多くは、権力者への忖度がひどいということだろう。
こういうことは当事者が悪いわけではない。
制度上、そうせざるを得なくなっているのだ。
それはどんな制度なのかというと、NHKに関する重要な事柄に国会の承認がいるということだ。
自分たちの首根っこを押さえている人たちにあからさまに反抗できるわけがない。
もしもそれをしたしいても嫌がらせをされて、場合によっては仕事を追われるだけだ。
だからNHKになともな仕事をさせたいのならばNHKと国会を切り離さなければならない。
元々資金源は受信料なのだから制度を少し変えれば少なくとも権力者におもねる必要はなくなる。
具体的にどうすればいいのかというのは私の手には余る問題だ。
放送法を根拠にして強制的に受信料をとるのだから私企業のように野放しというわけにはいかないのかもしれないが、それもいいのかもしれない。放送法を改正して、不正や怠慢があったときには視聴者が介入できるようにすればいいのかもしれない。
又は国会以外に監視機関を決めればいいのかもしれない。
いずれにしろ、今の制度のままでNHKを批判しても仕方がない。彼らはそれ以外にやりようがないのだから。